ご自身のペニスのサイズが平均と比べて大きいのか、それとも小さいのか――そんな疑問を一度は抱いたことのある男性は、実はかなり多いのではないでしょうか。友人や知人に気軽に聞けるような話題でもないため、多くの方がインターネットで情報を探すことになります。しかし、ネット上には「日本人男性の平均は13.5cm」という説もあれば、「実はもっと短い」といった意見も見受けられ、一体どの情報を信じれば良いのか、かえって混乱してしまうケースも珍しくありません。

この記事では、そうした疑問や不安を少しでも解消できるよう、泌尿器科の専門的な視点から、日本人男性のペニスの平均サイズについて、信頼できる複数の調査データをもとに丁寧に解説していきます。ご自身のサイズを正確に知るための正しい測定方法はもちろん、世界各国との比較、年齢や体型による変化、そしてサイズに関するお悩みへの向き合い方まで、幅広く掘り下げていきますので、ぜひ最後までお読みください。

日本人男性のペニスの平均サイズ|複数の調査データから読み解く

ペニスの平均サイズに関するデータは、調査方法や対象者によって少しずつ異なる数値が報告されています。「平均は何cm」と一つの数字で断言しているサイトも見かけますが、実際にはそう単純な話ではありません。ここでは、代表的な調査結果をいくつかご紹介しながら、多角的に日本人の平均サイズをみていきましょう。

TENGA社の大規模調査による平均値

セルフプレジャーアイテムを展開するTENGA社が、自社サービス「TENGA FITTING」の利用者50万人以上のデータを分析した結果、日本人男性の勃起時の平均長は13.56cmであると報告されています [1]。この数値は、現在インターネット上で最も広く引用されているものの一つであり、多くのメディアやクリニックのサイトでも参照されています。

項目 平均値
勃起時の長さ 13.56 cm
亀頭の直径 3.53 cm
竿の直径 3.19 cm

出典: TENGA FITTING

この調査の強みは、なんといってもその圧倒的なサンプル数にあります。50万人以上という大規模なデータは、統計的な信頼性を高める上で非常に重要です。ただし、後述するように、このデータには「自己申告」であるという特性があり、その点を踏まえて数値を解釈する必要があります。

医学論文に基づく測定データ

一方で、医学的な研究では少し異なる結果も出ています。2015年に英国の医学雑誌「BJU International」に掲載された、世界中の15,521人のデータを分析したシステマティック・レビューでは、勃起時の平均長は13.12cmと報告されています [2]。この研究は、医療従事者が直接測定を行った研究のみを対象としている点で、信頼性が高いとされています。

また、日本人を対象とした研究に目を向けると、1902年から1943年にかけて8名の研究者が合計5,113名を調査した文献では、勃起時の平均長は12.7cmであったという記録が残っています [3]。かなり古いデータではありますが、戦前の日本人の体格を反映した貴重な資料です。

さらに近年では、法医学研究の文脈で、亡くなった方の陰茎伸展長(ペニスを手で引っ張って測定した長さで、勃起時の長さに近いとされる)を測定した複数の研究が注目されています。日本人男性約500名を対象としたこれらの研究から、平均的な陰茎伸展長は11.4cm程度であり、実際の勃起時は12cm弱ではないかと推定する専門家もいます [4]。

このように、医学的な文脈での測定値は、自己申告のデータよりもやや短くなる傾向が見られます。

調査方法によってデータに差が出る理由

なぜ調査によって平均値にこれほどの違いが生まれるのでしょうか。主な理由として、以下の3点が考えられます。

まず一つ目は、測定方法の違いです。自己申告の場合、無意識のうちに少し大きめに測ってしまったり、測定の基準点(恥骨にどこまで定規を押し当てるかなど)が曖昧だったりすることで、数値が大きめに出る可能性があります。一方で、医師や研究者が厳密な基準に基づいて測定する場合は、より客観的なデータが得られます。

二つ目は、対象者の違いです。TENGA社のデータは、同社の製品に関心のあるユーザー層が中心となっています。一方、医学研究では、泌尿器科の患者さんや、よりランダムに選ばれた集団が対象となります。こうした対象者の背景の違いが、結果に影響を与えている可能性は否定できません。

三つ目は、心理的要因です。特に自己申告の場合、「少しでも大きくありたい」という心理が無意識に働き、数値を過大に申告してしまうバイアスがかかりやすいことが、複数の研究者によって指摘されています。ある研究では、自己申告データは医師による測定データと比べて平均で1cm程度大きくなる傾向があったとも報告されています。

結局のところ、どのデータが唯一絶対的に正しいというわけではありません。複数のデータを総合的に参照し、「大体12cm台から13cm台半ばあたりが、日本人男性の平均的な勃起時サイズの一つの目安」と捉えておくのが、最も現実的でバランスの取れた理解と言えるでしょう。

ペニスの平均的な太さについて

長さと並んで気になるのが「太さ」です。実は、性行為における満足度という観点では、長さよりも太さのほうが影響が大きいのではないかという意見もあります。ここでも、TENGA社のデータを中心に見ていきましょう。

亀頭の直径と竿の直径

同社の調査によれば、勃起時の平均的な太さは、亀頭の直径が3.53cm、竿(陰茎体部)の直径が3.19cmとなっています [1]。イメージしやすいように例えると、500円玉の直径が2.65cmですので、それよりも一回り以上太いということになります。

一般的に、太さは直径ではなく、外周(ぐるっと一周させた長さ)で語られることも多いです。上記の直径から計算すると、竿部分の外周はおよそ10cmとなります。国際性医学会のデータでも、勃起時の平均周径は11.43cmであったという報告があり [5]、概ね10cm台から11cm台が平均的な太さの目安となりそうです。

項目 平均値
亀頭の直径 3.53 cm
竿の直径 3.19 cm
勃起時の周囲径(参考) 約10〜11.4 cm

太さの個人差と測定のポイント

もちろん、太さにも大きな個人差があります。長さと同様に、平均値はあくまで目安として捉えることが大切です。太さを自分で測定する場合は、裁縫用のメジャーなど柔らかい素材のものを使い、竿の一番太い部分にぐるりと巻きつけて測るのが一般的です。その際、強く締め付けすぎず、かといって緩すぎないように注意しましょう。

ペニスの正しい測り方|自分のサイズを知るために

ご自身のサイズを客観的に把握するためには、正しい方法で測定することが不可欠です。自己流の測り方では、平均値との比較が正確にできなくなってしまいます。以下の手順を参考に、一度きちんと測ってみることをおすすめします。

長さの測定方法

長さの測定は、以下の手順で行います。

  1. 勃起した状態で測定します。
  2. 立った姿勢で、ペニスが床と平行になるように手で支えます。
  3. 恥骨(下腹部の硬い骨)に定規の「0」の目盛りをグッと押し当てます。お腹に脂肪がついている方は、脂肪をしっかり押しのけて、骨に定規が当たるまで押し込むのがポイントです。これを「骨押し測定法(Bone-Pressed Penile Length)」と呼び、医学研究でも標準的に使われている方法です。
  4. ペニスの亀頭の先端までの直線距離を読み取ります。このとき、上から覗き込むと視差(パララックス)によって誤差が出やすいので、なるべく真横から見るようにしましょう。

太さ(周囲径)の測定方法

太さの測定は、以下の手順で行います。

  1. 勃起した状態で測定します。
  2. 柔らかいメジャー(裁縫用など)を用意します。
  3. 陰茎体部(竿)の最も太い部分にメジャーを一周させ、長さを測ります。

測定時に気をつけたいこと

測定の精度を高めるために、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

まず、体調の良い時に測ることが大切です。疲労やストレスは勃起力に影響し、サイズが小さく出てしまうことがあります。また、室温にも気を配りましょう。体が冷えていると、ペニスは収縮しやすくなります。さらに、一度の測定だけで判断するのではなく、日を変えて何度か測り、その平均値を見ることで、より信頼性の高い自身のサイズを知ることができます。

世界各国との比較|日本人のサイズは大きい?小さい?

「日本人男性のペニスは世界的に見て小さい」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。テレビのバラエティ番組やインターネットの掲示板などで、そうした話題を目にしたことがある方も少なくないでしょう。しかし、実際のデータを見てみると、そのイメージは必ずしも正確ではないことがわかります。

世界の平均と日本の位置づけ

世界88カ国のデータを集計した調査(WorldData.info)によると、勃起時のペニスの長さの世界平均は13.58cmでした [6]。日本人男性の平均値(13.56cm)は、この世界平均とほぼ同じであり、決して小さいわけではないことがわかります。順位で見ても、88カ国中61位と、中盤からやや下に位置しています。

国名 勃起時の平均長 (cm)
エクアドル 17.61
カメルーン 16.67
オランダ 15.87
フランス 15.74
イタリア 15.35
ドイツ 14.52
世界平均 13.58
アメリカ 13.58
日本 13.56
韓国 13.16
イギリス 13.13
中国 13.07
カンボジア 10.04

出典: WorldData.info [6] を基に作成

最も平均値が大きかったのはエクアドルの17.61cm、最も小さかったのはカンボジアの10.04cmで、国によって7cm以上もの差があることが見て取れます。ただし、各国のデータは測定方法や調査規模がまちまちであるため、厳密な比較には限界があるという点も頭に入れておく必要があります。

アジア圏での比較

アジア諸国の中で比較すると、日本の13.56cmは、韓国(13.16cm)や中国(13.07cm)よりもわずかに大きい結果となっています。東アジアの中では、ほぼ平均的なサイズと言えるでしょう。一方で、東南アジアの一部の国々(カンボジア、フィリピン、ミャンマーなど)は10cm台前半と小さめの数値が報告されており、同じアジアでも地域によって差があることがわかります。

年齢や体型によるペニスサイズの変化

ペニスのサイズは、一生変わらないわけではありません。年齢や生活習慣、体型の変化によって、見た目の大きさや勃起時のサイズに影響が出ることがあります。ここでは、サイズに影響を与える代表的な要因について解説します。

加齢にともなう変化

年齢を重ねると、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が徐々に減少していきます。テストステロンは性機能の維持に深く関わるホルモンであり、その減少は勃起力の低下につながります。加えて、動脈硬化などによって血管が硬くなり、血流が悪くなる傾向もあります。

こうした変化により、勃起時の硬さが十分に得られなくなったり、血液がペニスの海綿体に十分に流れ込まないことで、若い頃に比べてサイズが小さくなったと感じることがあります。ただし、これは急激に起こる変化ではなく、数十年単位で非常に緩やかに進行するものです。日常的な運動習慣や食生活の改善によって、こうした変化をある程度遅らせることも可能です。

肥満がペニスの見た目に与える影響

体重が増加し、特にお腹周りに脂肪がつくと、ペニスの根元部分が脂肪に埋もれてしまいます。医学的にはこれを「埋没陰茎」と呼ぶことがあります。ペニス自体の長さが短くなったわけではないのですが、外から見える部分が短くなるため、見た目の長さは明らかに短くなってしまいます。

肥満は、見た目の問題だけにとどまりません。内臓脂肪の蓄積は血流の悪化を招き、ED(勃起不全)のリスクを高める要因にもなります。日本性機能学会・日本泌尿器科学会が監修する「ED診療ガイドライン」でも、肥満と運動不足はEDのリスクファクターとして明記されています。

逆に言えば、ダイエットをしてお腹の脂肪を減らすことで、埋もれていた部分が現れ、ペニスを長く見せることが可能です。これは手術などを伴わない、最も現実的かつ健康的な「サイズアップ」の方法と言えるかもしれません。

生活習慣との関係

喫煙や過度の飲酒、運動不足といった生活習慣の乱れは、血行不良を引き起こす大きな原因です。ペニスの勃起は、海綿体というスポンジ状の組織に大量の血液が流れ込むことで起こるメカニズムです。そのため、血流が悪化すれば、勃起時の硬さやサイズに直接的な影響が出てしまいます。

特に喫煙は、ニコチンが血管を収縮させるため、ペニスへの血流を著しく低下させます。禁煙後24~36時間で血流が改善したという報告もあり、性機能の維持を考えるなら、禁煙は非常に有効な手段です。また、過度の飲酒は男性ホルモンの分泌を低下させ、勃起障害を引き起こすリスクがあります。適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠といった基本的な生活習慣の改善が、性機能の維持においても非常に重要であることは間違いありません。

サイズに悩んだときの考え方と対処法

ここまで様々なデータや知識を見てきましたが、それでもなおご自身のサイズにコンプレックスを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。最後に、そうした悩みとどう向き合っていくかについて考えてみましょう。

女性が本当に重視しているのはサイズだけではない

多くの男性がサイズを気にする背景には、「パートナーを満足させたい」という想いがあるのではないでしょうか。しかし、複数の調査結果を見ると、女性はペニスの大きさそのものよりも、硬さや、性行為におけるコミュニケーション、前戯の丁寧さ、愛情表現などを重視する傾向があることが繰り返し示されています。

あるクリニックが実施したアンケートでは、7割以上の女性が「男性器の硬さが性行為の満足度に影響する」と回答したという結果もあります。また、ペニスが大きすぎることで痛みを感じるという女性の声も少なくありません。つまり、「大きければ大きいほど良い」というのは、必ずしも事実ではないのです。

サイズが平均より多少小さかったとしても、それが性行為の満足度を決定づけるわけではありません。大切なのは、お互いを思いやり、信頼関係を築くことです。サイズへの過度なこだわりから解放されることが、より豊かなパートナーシップにつながるかもしれません。

医療機関への相談という選択肢

それでも、どうしてもサイズに関する悩みが解消されない、あるいは勃起力や硬さに不安があるという場合は、一人で抱え込まずに専門の医療機関に相談することも一つの有効な選択肢です。

沖縄メンズクリニックのような男性専門のクリニックでは、泌尿器科医が医学的な知見に基づき、個々人の状態に合わせたアドバイスや、必要に応じた治療法の提案を行っています。例えば、生活習慣の改善指導や、ED治療薬の処方によって勃起時の硬さやサイズ感を改善できるケースもあります。また、長茎術や増大術といった外科的な選択肢についても、そのメリットとデメリットを含めて正確な情報を提供してくれます。

カウンセリングは無料で行っているクリニックがほとんどですので、まずは専門家の話を聞いてみるだけでも、悩みを客観的に捉え直し、解決への糸口が見つかるかもしれません。

まとめ

日本人男性のペニスの平均サイズは、調査方法によって幅がありますが、勃起時でおおよそ12cm台から13cm台半ばが目安となります。TENGA社の大規模調査では13.56cm、医学論文ベースでは12cm台という報告もあり、いずれにしても世界平均と比べて遜色のない、決して小さくはないサイズです。

大切なのは、平均値に一喜一憂するのではなく、ご自身の身体を正しく理解すること、そして信頼できる情報に基づいて判断することです。サイズだけでなく、硬さやパートナーとのコミュニケーションといった、性行為の満足度に関わる他の多くの要素にも目を向けることが重要です。

もしサイズや勃起力に関して気になることがあれば、一人で悩まず、専門の医療機関に気軽に相談してみてください。正しい知識と適切なサポートが、あなたの不安を和らげてくれるはずです。

院長

CLINIC INFORMATION

沖縄メンズクリニック 院長紹介 >

LINE無料カウンセリング

※24時間受付中・完全秘密厳守

参考文献

[1] TENGA. 日本人の平均ペニスサイズが明らかに!. TENGA FITTING. https://www.tenga.co.jp/special/fitting2012/

[2] Veale, D., Miles, S., Bramley, S., Muir, G., & Hodsoll, J. (2015). Am I normal? A systematic review and construction of nomograms for flaccid and erect penis length and circumference in up to 15 521 men. BJU International, 115(6), 978-986.

[3] 大東製薬工業株式会社. 男性器の大きさについて. https://daito-p.co.jp/essay/penil_size.html

[4] セレスクリニック. (2024). 日本人の勃起時チン長は12cm弱!研究基づいたペニスの正確な長さ.

[5] 国際性医学会データ / Finclinic. (2026). 自分のちんこは平均より小さいのか. https://finclinic.jp/column/houkei-011/

[6] 本川 裕. (2023). 図録 ペニス・サイズの国際比較. 社会実情データ図録. https://honkawa2.sakura.ne.jp/2199.html